ヒメヌマエビ
Caridina serratirostris De Man, 1892
両側回遊性の生活史を持ち、幼生期の分散能力は並で遡上能力は低い。太平洋側は千葉県以西、日本海側では石川県以西で見られる。低温耐性は少し高めであると考えられる。額角上辺の棘は頭胸甲まで続く。遡上能力が低いため、河川中下流で見られる。水流の弱い隠れるものが多い場所にいるため、落ち葉の溜まった辺りに網を入れると採りやすい。小型種である。
そこそこ勢いのある小さな滝くらいになると遡上できなくなるようだ。しかし、わりと上流でも網に入って驚いたこともある。
体模様は大きく2タイプあり、背に明るい縦線が入るものと虎柄のものが見られる。体色は野外においては褐色だが、捕獲の刺激や水槽に入れると透明感が増したり、青色や赤色に変化することが多い。その模様からNinja shrimpの英名がある。