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東京都の爬虫類
日本の首都である東京都には、意外にも多くの爬虫類種が分布している。本土にて確認できる種自体も本州に生息しているものは全て確認されているうえに、南に広がる東京諸島(伊豆諸島・小笠原諸島)がさらに種数を押し上げる。東京に住んでいるから野生の爬虫類なんて他県の遠い山の方に行かないと見れないなんてことはない。ここでは筆者が観察することのできた種を紹介していきたいと思う。
~ April. 2019
ホオグロヤモリ
Hemidactylus frenatus
小笠原諸島に移入し、殖えている。世界中様々な先で定着してる普通種。キュキュッとよく鳴く。
撮影:小笠原村
ニホンカナヘビ
Takydromus tachydromoides
スベスベしていないタイプのトカゲ。尻尾がとても長い。23区内でも緑地では普通に見られる。
撮影:あきる野市
グリーンアノール
Anolis carolinensis
小笠原諸島に移入し、貴重な海洋島生態系を荒らしている特定外来生物。緑から茶へ大きく体色を変化させる。
撮影:小笠原村
ヒガシニホントカゲ
Plestiodon finitimus
スベスベしているトカゲ。スキンク。広い環境を要求し、都市部では限られた場所でしか見ることができない。
撮影:羽村市
オカダトカゲ
Plestiodon latiscutatus
伊豆半島から伊豆諸島に分布している。本土のPlestiodon との形態での種判別は難しい。
撮影:大島町
オガサワラトカゲ
Cryptoblepharus nigropunctatus
小笠原諸島固有の瞼がないトカゲ。父島では数が減っており、見つけるのに苦労した。
撮影:小笠原村
タカチホヘビ
Achalinus spinalis
珍しいが、いるところにはいる。幼蛇は黒紫色でとても美しいだけでなく、虹色に反射してさらに美しい。
撮影:八王子市
シロマダラ
Dinodon orientale
珍しいが、コツを掴めばそれなりに見れるらしい。成長に伴い、白部分は茶色味を帯びる。爬虫類食。
撮影:八王子市
ブラーミニメクラヘビ
Indotyphlops braminus
八丈島や小笠原諸島で確認されている。ミミズのような姿だが、動きはヘビ。夜間は意外と活動的で昆虫食。
確認:八丈町
ちなみに、元拠点である都心三区(千代田区・中央区・港区)では (~2018年)
アオダイショウ・ヒバカリ・ニホンカナヘビ・ヒガシニホントカゲ・ニホンヤモリ・クサガメ・ミシシッピアカミミガメ
を見ることができた。まだ他にも確認されているらしいので機会があれば追加していきたい。
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